ファイブウッズの革製品は良いと聞くけど経年変化はどうなる?
ホライズンはカッコイイけど他の製品と比べて高い!それだけの価値があるの?
そんな疑問を持っている方に2年前ホライズンを購入し、今でも愛用している管理人がお答えします。
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FIVE WOODS(フィブウッズ)とは?
1890年に創業した日本の老舗鞄専門商社『株式会社林五』のプライベートブランドが、このFIVE WOODS(ファイブウッズ)です。
私たち歩みは、1890年(明治23年)に設立された、洋品雑貨の販売会社「林大策商店」から始まります。
まだ和装が一般的であった明治の半ば、鞄などの洋品雑貨はほんの一握りのハイカラな有産階級のための嗜好品に過ぎませんでしたが、急速な洋風化が進み、鞄やトランクなどを中心とした品揃えで、当時、日本の生活様式の変化を支えてきました。その後、綿帆布など素材の生産から製品の製造、販売まで手掛け、素材から始まる当社のものづくりの基盤を固めていきました。
そして、1949年(昭和24年)に現在の「株式会社 林五」に姿を変えます。
復興の槌音と経済成長の奔流の中、ビジネスバッグの需要が急増。皮革製品が身近になる一方、大量生産による簡素化・効率化が進むことになりましたが、私たちは伝統的な鞄づくりを体現した本格的な革鞄も細々ながら作り続け、ラインナップに加えることを忘れることはありませんでした。
2020年に創業130周年を迎えるにあたり、時代の変化を読み、まったく新しい道を積極的に進む挑戦者であった創業当時のフロンティアスピリットにあらためて触れ、これまで注力してきたものづくりをさらに深化させ、次の100年、130年を拓くことを目指してまいります。
株式会社林五 会社概要
明治の時代から商売がスタートし、昭和の大量生産の時代にあっても本格的な製品作りを実直に続けてきたのが林五の高い製品レベルに対する誇りを感じます。
林五は海外ブランドの輸入も行う鞄専門商社です。その同社が手がけるFIVE WOOD=林五の名を持ったこのプライベートブランドは、いわば自分たちがいかに鞄に精通しているかを証明するための製品であり、林五の持つ知識・技術が濃縮されています。
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HORIZON(ホライズン)
商品紹介
非常に肉厚なシボ加工された革と、ツヤのあるスムース加工の革のコンビネーションにより作られたバッグ。
国内で高レベルな革製品加工を行う地方として有名な姫路のタンナーでクロームとタンニンの混合鞣し加工が施されています。
弾力性とソフト感を見事なバランスで仕上げられたオイルドレザーを、型押しとカラーでレイヤーを持たせ、よりエレガントな印象に仕上げたビジカジ・シリーズ。
内装にはきめ細かなスウェード状の素材を使用し、タブレットやビジネスツールを傷つけにくくする為の配慮と、ラグジュアリー感を演出しています。
メインルームには、ビジネスツールを整理する小分けポケットも充実。
また、同素材で作られたペン差しも付属しており、ビジネスをサポートしてくれます。
HAYASHIGO ONLINE STORE
公式オンラインストアの情報にもある通り、ビジネスシーンでの活用を想定したバッグのラインナップがHORIZON(ホライズン)です。
一般的にはタンニンなめしが手間がかかり、経年変化を楽しめるとして価値があると言われますが、ビジネスシーンの鞄がエイジングしクタッとなってしまうのはあまりよくありません。
クロームなめしと組み合わせることで、耐久性に優れた鞄としてビジネスシーンでも活用でき、天然素材の質感も味わえる美味しいところどりをしているのがHORIZEON(ホライズン)なのです。
経年変化
下の写真は実際に管理人が2年間使用したバッグです。
シボ革の部分はマットな質感で、スムース加工されてある平らな革はツヤが出ています。
仕事の営業鞄として使用していたのですが、全体的に傷も目立たず、自立し、非常に耐久性の高い素材であることがわかります。
通常取っ手の部分は1年もすれば擦れが目立つようになりますが、この鞄の場合ツヤが増しているのみで痛みは一切見えません。
内部のスエード生地も痛むことなくベルト、ポケット類にもダメージはみられません。
地面に置くことも多かったですが底の革も傷つくことなく使用を続けられています。
冬限定でショルダーを使用していました。コートに革のショルダーバッグは見栄えもよかったので冬の間は毎日のように肩から下げて使用していましたが、ショルダー部分のダメージはなく、ちぎれそうになるようなことはありませんでした。丈夫な革が使用されていることを実感できます。
オススメの使用シーン
この鞄の良さはタフでありながら、凛とした佇まいのデザイン性にあり、ビジネスシーンでの利用が最適です。
サイズも13インチのMacBookが問題なく入り、その他手帳、書類、スマホ、折り畳み傘等を入れてもスペースに余裕があります。
案外重くなってしまう仕事用のカバンですが、このトートバッグは手持ちハンドルの部分が長めなので肩からも下げられ、楽に持つことができます。
リュックでは夏場は背中が蒸れて暑くなってしまうので、特に夏はこのトートバッグはオススメです。
FIVE WOODS(ファイブウッズ)おすすめモデル
まず最初におすすめするのが、ファイブウッズの代表的なトートバック PLATEAU (プラトウ) 。タンニンとクロームの混合鞣しの革が使用されており、経年変化することで飴色の艶が出てくるトートバッグです。混合鞣しにすると強度が出る一方で、風合いが落ちるというデメリットがありますが、このトートに関しては、しっかりと革の風合いが感じられるようになっており、そのデメリットが感じられず、革本来の艶や手触りといった魅力を持ったまま、強度が高められいます。すべて日本製にこだわるからこそ実現できた品質の高さがうかがえます。
HORIZON(ホライズン)はビジネスシーンでオススメのモデルとご紹介しましたが、2021年現在、残念ながら現在は廃盤。そこで次世代ビジネストートとして登場したのがGRAIN(グレイン)。
傷に強い上質なシボ革が使用されており、上品な陰影が特徴な大人レザートートです。
しかも価格が3万円代とリーズナブルな価格設定になっています。
(ファイブウッズ) FIVE WOODS GRAIN グレイン ビジネストートバッグ 本革 ブラック 39095
次におすすめするのが、ウォーターフリーレザーが使用されたDRY SHRINK(ドライシュリンク)です。
[ファイブウッズ]FIVE WOODS ドライシュリンク DRI SHRINK トートバッグ 39102 ネイビー
このレザートートは世界的な水不足という問題に目を向けてオランダのECCOレザー社が開発した「DriTan™」を使用。製造過程で可能な限り水を使用せずに作られています。上品な見た目に加え、裏地を張り込まない一枚仕立ての構造で、ふっくらとした質感が楽しめる商品です。ただPCスリーブが内部に備わっていないため、その点ではGRAINに軍配が上がります。
まとめ
本革のカバンは一般的には10万円を超えるものは珍しくなく、HORIZON(ホライズン)レベルの素材と、作りのカバンは数十万円で販売されていてもおかしくありません。
実際に長期間使用してみて、革専門商社が自社の名刺代わりに本気で作り上げたバッグならではのコストパフォーマンスを実感できました。
残念ながらHORIZON(ホライズン)は廃盤となりましたがFIVE WOODSには、リーズナブルで上質なモデルが続々と登場しており、新作の発表が楽しみなブランドです。